一つの行いが二つの幸せを引き寄せる

「パパも食べる?」と、ポーランドの伝統的な幼児向けスナック、chrupki(クルプキ="味のない"うまい棒みたいなもの)を差し出すウチの娘。家内の血を半分引いているだけに大好きみたい。。。
「パパも食べたい?」と、ポーランド人なら誰でも子供の頃に食べたことのあるchrupki(クルプキ=”味のない”うまい棒みたいなスナック)を差し出すウチの娘。妻の血を半分引いているだけに大好きみたい。。。

この世で最も素晴らしい生き方とは?

仏様は、自分のことよりもまずは他の幸せを願うことが、人として最も素晴らしい生き方であると仰っています。それが、ご自身が悟られたこの宇宙の道理にかなった生き方だからです。

誰かのために自分の時間を費やした時、「今日は休みだったのに、人から頼み事をされてほとんど何もできやしなかった」「ゆっくり寝て、ゴルフに行きたかったのに、家族サービスに時間をとられて休みどころじゃなかった」と思うのが大方の意見ではないでしょうか。「まずは人の幸せのために」と思う生き方は一見損したように思われますが、実はあとから巡り巡って自分に幸せが返ってきます。自分のことを優先するだけの生き方では、自分しか幸せにできません。しかし、他の人を幸せにしようとする生き方をすると、すぐさま相手を幸せにするだけでなく、かならずその「徳」は自分に返ってきます。つまり、相手は「今度は私があの人にお返しをしてあげる番だな」と、必ず将来その恩に報いる行動を取ってくれるはずです。同じ一つの行動でも、他の人を幸せにする行動を先に取った人は、相手と自分の両方が幸せになるという、二つの幸運を引き寄せることができるわけです。

しかし、大かたの人は、自分のことしか考えない……だから世の中、争いが絶えなければ、国家間の様々な形の戦争も終わることがない。。。

「他の幸せを第一に考える」生き方は誰でもできる

19世紀を生きた、アメリカを代表する哲学者・心理学者の一人であるウィリアム・ジェームズは、次のように語っています。

心が変れば行動が変わる
行動が変れば習慣が変わる
習慣が変れば人格が変わる
人格が変れば運命が変わる
運命が変れば人生が変わる

たとえば、自分の欲望(煩悩)を最優先して、それに振り回される生き方をしてしまう人の人生を、一番身近な「お酒」を例にとって見てみましょう。ここに、お酒の美味しさ、楽しさを初めて知った青年がいるとします。お酒が飲みたいという衝動に駆られて(心がお酒を求める)、飲み始めます(お酒を飲むという行動を始める)。その快楽を知れば、毎日でも飲みたいと思い、晩酌を欠かさないようになります(飲酒が習慣となる)。だんだんと、毎日の晩酌が何よりの楽しみ、生きがいとなっていき、アルコール飲料を見ると強い衝動にかられ、空いた時間さえあれば昼でも夜でも飲み始める。すると理性が利いていない状態が長く続き、所作振舞が横柄なり「あんなに真面目な人だったのに…」と、まるで人が変わったかのように思われ始める(人格が変わる)。理性の利かない、自己中心的な人格が形成されると、人が寄りつかないようになり、自分の意志とは裏腹に、その人の運命(めぐり合わせ)は悪くなっていく。そして悪いめぐり合わせの毎日が続くと、やがてそれが人生そのものを形成し、人生自体が不幸なものへと変化していく。。。

反対に、他の人の幸せを第一に願う人の生き方を見てみると、「他の人を幸せにしたい」という心が、その人をボランティアや、仏教のありがたさを他の人に語るなどといった具体的な行動に移させます。それがいずれ習慣となり、その人の人格は自他共に認める「いつでも周りの幸せを最優先する人」に変わります。そうなると、あの人もこの人も幸せになっていき、その行いは巡り巡って、放っておいても沢山の人が自分のことを応援し、助けてくれるようになります。良い運命を引き寄せ、気が付けば、人生そのものが幸せで満ちあふれてくるのです。

「他の幸せ第一に考える生き方」、一人でも多くの人がその素晴らしさを理解したとき、真の平和が訪れるはずです。

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