交通事故でヒヤリッ!ところが何事もなく解決していただく

交通事故でヒヤリッ!ところが何事もなく解決していただく

角南法久さん(妙照寺事務局長)

 つい先日、転重軽受(てんじゅうきょうじゅ)の御利益をいただいたお話をさせていただきます。

自転車をはねてしまった!

 6月12日金曜日、私はいつものように妙照寺へ朝参詣するために、5時半頃車で自宅を出発しました。家の近所にある片側三車線の大きな交差点で、私は右折するために直進してくる対向車をやり過ごしていました。信号が赤になり、右折可能の矢印が点灯したので発進しようとしたのですが、反対車線の一番右のレーンから大きなタンクローリーが遅れて交差点に入ってきました。ウインカーが出ておらず、左折なのかそのまま直進してくるのか分からず、危険だったのでそのまま交差点の中央で待ちました。すると向こうも止まったので、私は先に行けと譲ってくれたのだと思い、発進して右折しました。

 ところが右後方から、これまた遅れて横断歩道に進入していた自転車に気づかず、私はそのまま自転車をはねてしまったのでした。直進の信号はすでに赤でしたし、タンクローリーの不可解な動きに完全に気を取られていたせいもあって、私は自転車の存在にまったく気づいていなかったのです。後から思いかえせば、タンクローリーは私に道を譲っていたのではなく、自転車が横断し終えるのを待っていただけだったのです。

被害者はご高齢の女性!でもケガはなし!

 私はまず自分の車を、交差点を曲がったすぐの所にあるボート免許センターの駐車場に停め、転倒した自転車の運転手を抱え起こし、歩道へと連れて行きました。その間、通りがかった人が自転車を歩道にまで運んでくれました。すぐに110番に電話し、続いて御導師に

「今日は朝参詣には行けそうにありません」

と、電話をかけました。

 次に救急車を呼ぼうとすると、被害者の方が

「ケガはしていないようなので大丈夫です」

と言うのです。
   
 被害者の方は85歳の女性で、毎朝暗い中、通勤のために同じ道を自転車で走っていたそうなのです。それでいつ転んでも大丈夫なようにと、ヘルメットをかぶり、両膝にはクッションサポーターを装着していたのでした。ご高齢にも関わらず、ケガ一つ無かったのが奇跡のようでした。もう一つ幸いだったのが、私がタンクローリーの不可解な動きを探っていたこともあり、車のスピードが時速10km程度と低速だったことです。おかげで救急車を呼ぶ必要すらなく、保険会社に電話をしつつ、私たちはそのままその場所で警察の到着を待つことにしたのでした。

精密検査の結果も異常なし

 警察の現場検証を終えると、私は自分の車にその被害者の女性を乗せ、病院へ連れて行きました。ケガはないと言っていた彼女でしたが、一応交通事故ということで、全身くまなく精密検査を受けることになりました。検査結果が出るまで丸1日かかりましたが、待っている間、私は彼女に毎朝お寺参詣していることや、ご利益のことなど、いろいろとご信心のお話をすることができました。相手にご迷惑をお掛けしたことによって生まれたご縁ではありましたが、普段お寺の局長という大役を勤めさせていただいているからには、こんな時でもお教化のご縁を結ばせていただこうと、忘れずご奉公させていただけたのは有難かったです。

 検査結果も異常はなく、私たちは帰ることになりましたが、彼女がご主人の晩ごはんの買い物をしたいというので、一緒に家の近所のスーパーへ行きました。もちろん、買い物代金は私が支払い、最後家までお送りしました。

まさに「重きを転じて軽く受くる」ご利益!

 まさか自分が、早朝の人気の無い、しかも大きな交差点で自転車をはねることになるとは夢にも思っていませんでしたが、結果的には何の大きな問題も起きず、まさに転重軽受のご利益をいただいたのだと実感しました。被害者がご高齢ということもあって、もしも私がもっとスピードを出していたら、あるいは相手方がヘルメットも膝サポーターもつけていなかったらと思うと、今でもゾッとします。大事な朝参詣に向かう途中の交通事故だっただけに、やはり仏様は助けてくださったのでしょう。いつも信者は御守りいただいているのだと、改めて感得させていただいた今回の出来事でした。これを機にまた気を引き締め、信行・ご奉公に一層励みたいと思います。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です